情報処理安全確保支援士合格を目指すブログ

2024年度に情報処理安全確保支援士に合格したいです。Microsoft Azure関連についても投稿します。

SAMLの説明として適切なものはどれか (R2年秋 午前Ⅱ 問2)

SAML(Security Assertion Markup Language)の説明として,最も適切なものはどれか。

Webサービスに関する情報を公開し,Webサービスが提供する機能などを検索可能にするための仕様

イ 権限がない利用者による読取り,改ざんから電子メールを保護して送信するための仕様

ウ デジタル署名に使われる鍵情報を効率よく管理するためのWebサービスの仕様

エ 認証情報に加え,属性情報と認可情報を異なるドメインに伝達するためのWebサービスの仕様

 

ア・・・WSDLのため不正解

イ・・・S/MIMW等のため不正解

ウ・・・SSLのため不正解

エ・・・正解

 

◾️基礎技術

SAMLとは・・・インターネットドメイン間でユーザー認証をおこなうXMLベースの規格。認証に関する情報をやり取りする仕組みで、SSO(シングルサインオン)を実現するための手段のひとつ。

  1. Identity Provider(IdP):

    • 定義:IdPは、ユーザーの認証情報を保持し、ユーザーがアプリケーションやサービスにアクセスする際にこれらの情報を提供するサービスです。
    • 機能: IdPはユーザーを認証し、認可情報(通常はSAMLトークンと呼ばれる)を生成して、SPに提供します。ユーザーがアクセスを求めると、IdPはそのユーザーが正当なものであることを確認し、必要な情報を提供します。
  2.  
  3. Service Provider(SP):

    • 定義: SPは、提供された認証情報を使用して、ユーザーに対してサービスやリソースを提供するアプリケーションやサービスです。(Webサーバなど)
    • 機能: SPはIdPから提供された認証情報を受け取り、その情報を使用してユーザーを認証します。認証が成功すると、SPはユーザーに対して適切なサービスやリソースにアクセス権を与えます。

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(参考) とてもわかりやすいAzure ADの挙動まとめ

SP-Initiated と IdP-Initiated の動作の違いを Fiddler を見ながら確認してみる #AWS - Qiita